リンクビルディングは、他のサイトから被リンクを多く得る施策となります。リンクビルディングは、あなたのサイトの検索順位を向上させるために不可欠なSEO対策と言ってよいでしょう。ただし、闇雲に被リンクを獲得するだけでは逆に、検索エンジンからペナルティを受ける悪手にもなりかねません。質の高い、自然発生したリンクを獲得する施策こそ重要なのです。今回は、リンクビルディングを実践する際に、絶対に行ってはならない悪いリンクビルディング方法について解説します。もしも、自社サイトのSEO施策を外部委託される際、悪い方法で被リンクが張られていないか判断の材料にして頂ければと思います。
リンクビルディング(被リンク)についてもっと知識を深めたい方は以下のページも参考にされて下さい。
リンクビルディングで行ってはならない悪手とは?
リンクビルディングとは、冒頭でお伝えしました通り、別のサイト、しかも質の高い別のサイトから被リンクを獲得する施策です。この施策が成功すれば、検索エンジンから人気のあるサイトだと認められ安定的に特定のキーワードで上位表示されます。しかし、作為的に検索ランキングをアップさせようと品質の低いサイトからの被リンクや、お金を出してリンクを購入するという愚かな対策を行う業者も存在します。検索エンジン最大手のGoogleは、検索結果の品質ガイドラインにて明確にこれらの施策を違反行為として定義しています。「ブラックハットSEO」と言われる方法で、一時的な効果はあったとしても、サイトの資産価値を上げる事はありませんので決して行わない様にしましょう。膨大な低品質リンクや不自然な被リンクは、スパム行為とみなされ、Googleアルゴリズムの「ペンギン」によって見破られてしまうでしょう。悪意を持って張られた価値のない不自然な被リンクは、日々行われているアップデートでランキングを下げ、年に数回行われているコアアップデートで、圏外に飛ばされるなど、ペナルティを受ける事でしょう。
ご自身でサイト運営を行っている方はくれぐれも「ブラックハットSEO」を行わない様にして下さい。またSEO対策を外部委託されている方も、施策内容にこの様な被リンク獲得の対策を行われていないかチェックする事は重要です。
それは、具体的にリンクビルディングにおいて、おすすめできない被リンク獲得方法を1つづつ見て行きたいと思います。
被リンクの購入
被リンクを販売している業者がいます。業者が所有しているサイトから、あなたのサイトに被リンクを張る見返りとしてお金を支払うサービスです。あなたのサイトに適したサイトで、更新頻度の高いブログやサイトからのリンクです。自然な感じでリンクを増やして行くのでGoogleのペナルティ影響は無いという様な謳い文句でPRしています。一見問題無いかの様に思えますが、Googleガイドラインに違反しますので、リンクの購入には手を出さない様にして下さい。バレると大変です。
大量の被リンクを不自然な方法で獲得する
自社で保有しているサテライトサイトやホームページ登録サイトで大量の被リンクを獲得するとペナルティの対象になる可能性があります。特に品質の低いサイトからの多くのリンクはSEO的には逆効果です。有益なコンテンツを作成し、自然にリンクを発生させる取り組みが最も大切だと言えます。
相互リンク
相互リンクを行う事自体が悪い訳ではありません。自分のサイトと関連性の高いサイトへのリンクは検索ユーザーにとって有益な事も多々あるからです。しかし、関連性のない品質の低いサイトとの相互リンクや見返りの発生する相互リンクはペナルティとなる可能性が高いです。あくまでもユーザビリティを考えた自然なリンクなくてはなりません。
ブログサイトへのコメント書き込み&URL貼付け
ブログサイトのコメント欄に書き込みを行い自社のサイトに誘導するケースは、基本的には問題がある行動ではありません。注意ポイントとして、しっかりとした内容のコメントである事。疑問への回答であれば、価値のある回答を残した上で、その解答の根拠や補足のできるサイトへのURLだと問題ないでしょう。もちろん、コメント欄への書き込みルールに沿っておく事は言うまでもありません。ただ、大量のURLやコメントを貼り付けて被リンクを獲得する様な方法はスパム扱いとなる可能性が高く、行ってはいけない施策です。
そもそも何故、リンクビルディングは重要なのか?
被リンク獲得でやってはいけない”悪手”をお伝えしましたが、そもそも何故、リンクビルディングは重要なのでしょうか?
Googleの様な検索エンジンは膨大な量のクエリ(検索キーワード)に対してランキングを行います。しかも一瞬で行います。このランキングは数百といわれるアルゴリズムによって決定されるのですが、多くの被リンクを獲得しているサイトは客観的に良いサイトだと見なされるアルゴリズムが組み込まれているのです。人気投票のイメージを持って頂ければ分かりやすいかもしれません。みんなが、「このサイトを見て、いい事が書いてあるサイトだよ!」と被リンクで教えてくれているのでGoogleのアルゴリズムも「人気のあるユーザー価値をもたらすサイトなんだろうな」と一定のジャッジを下します。その為、被リンクが多く張られているサイトは一旦は評価が上がるので(その後も様々なアルゴリズムによってある種の審査をされ、ランキング変動に影響を及ぼします)特定のクエリにおいて上位表示されるのです。
考えても見て下さい。検索ロボットはそのクエリの専門家でもなんでもありません。記事内容について事実なのか、価値がある情報のか、テキストを読んだだけでは判断しきれないのです。その部分を補う意味で被リンクの質や関連性を見ているのです。この様にリンクビルディングは検索順位決定の要素として数十年前から重要な指標して考えられています。
被リンクを確認する為の無料ツール
重要な被リンクの確認は意外と簡単に行えます。被リンクの確認や低品質の被リンクを否認できるツールとしては、やはり「Google Search Console」をまずは使いこなすべきでしょう。詳細に関しては、別記事で説明していますので参考にされて下さい。
お勧めはサーチコンソールですが、サイトとの連携が必要ですので手間に感じられる方もいらっしゃるでしょう。その様な方は、URLを入力するだけで被リンクのチェックができツールについていくつか紹介します。
被リンクチェックツール(無料)
hanasakigani.jp(無料)
どちらも無料ツールとなっていますので試し使ってみてはいかがでしょうか。
外部委託のSEO対策業者が作為的に被リンクを張っていたら?
リンクビルディングの重要性やそのランキングへの影響についてご理解頂けましたでしょうか?仮にあなたが、SEO対策業者に、自社のサイトに直接施策を行ってもらっていたとしたら、作為的な被リンクを張られていないか慎重にチェックして下さい。上記の無料ツールに自社サイトのURLを打ち込み分析すると被リンクのURLが表示されるので一目瞭然です。
もちろんSEO業者が作為的に被リンクを張っているのかいないのか見分ける事が困難ケースもあるでしょう。そこは、費用を支払って対策を依頼している間柄なので、関連性の薄い、または品質の低いサイトからの被リンク否認の申請を行ってもらうなど建設的に働きかけてみましょう。しっかりチェックされる依頼者だと思われておけば対策も抜け目なく行って頂ける事でしょう。
まとめ
いかがでしたか?今回は、リンクビルディングをテーマに施策として行ってはいけない方法や、リンクビルディングの重要性、被リンク確認のツール、さらには被リンクに関してSEO会社への働きかけなどをお伝えしました。サイトの強化をお考えの方は是非参考にされて下さい。
この記事を書いた人
記事の担当者(執筆/監修)
株式会社スマイクリエイト/代表取締役安部圭一/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。今まで蓄積した経験と知識を活かし、自身でキーワード選定やコンテンツ記事の執筆を行い、ローカルキーワード戦略に於いて、2000以上のキーワードで上位表示を達成する。その結果、新規お問い合わせは年間2,800件を超え、創業4年で年商1億円を突破。2023年よりネット集客の実績と経験を活かし再現性の高いSEOサポート事業を開始する。