被リンク対策とは?被リンクの獲得方法や、悪影響のある被リンクの見分け方と対処法。

被リンクとは、自分のサイト以外からリンクを張ってもらう事をいいます。例えばあなたのサイト内にある有益な記事があったとします。「佐藤家オリジナルパンケーキの作り方」だったとしましょう。

実際に、パンケーキを真似て作った他のサイト運営者が「これは最高のパンケーキだ!」と自分のサイトで、あなたの「パンケーキの作り方」を紹介する際、”このサイトで見ました!”とあなたのサイトにリンクを張った時!

被リンクを獲得した瞬間です。

相手は行為は、発リンクといいます。

ちなみに、自分のサイトのページ同士に張るリンクを内部リンクといいます。

本日は、他のサイトから張られる被リンクの対策について説明した記事となります。一概に被リンクと言っても良い被リンクもあれば悪い被リンクもあります。

詳しく見て行きましょう。

目次

被リンクの重要性

まず、原則的に被リンクはメチャメチャ重要です。被リンクを張ってもらうほど、ドメインパワーがグングン上がります。ドメインパワーの重要性については別記事「読まれる記事の書き方!大前提はドメインパワーって本当?とにかく記事を書きまくって分かる事実!

こちらで、説明していますので参考にして下さい。

で、この被リンクをもらう事がサイト運営では大切なのですが、何故重要かについては大きく2つのポイントがあります。

・サイト評価に影響を及ぼす

・アクセス数が増える

・クローラビリティの向上

サイト評価に影響を及ぼす

もっとも重要な点として、被リンクはサイト評価に大きな影響をもたらします。質の良い被リンクが大量にあればGoogleなど検索エンジンから「これは人気のサイトだ!」と一目置かれます。もちろんどんな被リンクでも良い訳ではありません。あなたのサイトと関連するサイトやドメインパワーが強いサイトからの被リンクが重要です。

被リンクは一種の”人気投票”に例えられる事があります。検索順位が決定されるプロセスで、人気のサイトは検索エンジンからも高く評価される仕組みとなっています。

アクセス数が増える

被リンクとは、誰かのサイトから紹介されている事が大半です。誰かのサイトに訪問したユーザーがあなたのサイトに立ち寄る機会となりますので、アクセス数の増加が期待できます。また、前述しました通り、サイトの評価が上がれば、検索結果も上向きますので、その結果としてもアクセス数の増加を後押しする事でしょう。

クローラビリティの向上

Googleなど検索エンジンはリンクを辿ってページを発見します。1日に数億ページという膨大な数をクロールする検索ロボットへ、ページを発見してもらいやすくなる効果が期待できます。サーチコンソールなどのツールを使用すれば、直接Googleにページを見てもらう申請が出来ますが、クローラビリティを向上させておく事に越した事はありません。そういった意味でも被リンクも貰う事には価値があります。

高品質なサイトの基準

被リンクを張ってもらう上で、より高品質なサイトからの被リンクがドメインパワーに好影響をあたえます。そこで、Googleが考える高品質なサイトとはどの様なものなのか確認しておきましょう。

2022年12月18日時点では「E-E-A-T(ダブルイーエーティー)」が何より大切だと言われています。

※2022年12月15日にGoogleは品質ガイドラインを更新しています。それ以前は「E-A-T」が重要な指標とされていましたが、”E=Experience(経験)”が追加されて「E-E-A-T」になっています。

このE-E-A-Tが乏しいと、これからのGoogleランキングで高評価を得る事は難しくなっていくと思われます。E-A-Tとは、以下の頭文字をとった意味になります。

E=Expertise(エクスパティーズ)=専門性

専門知識(技術・技能)と言った意味があります。特定の分野に深く関わっており、高度な知識や多くの経験を有すもの。

E=Experience(イクスピアリエンス)=経験

実際に自分が体験・体感した事。他者から見聞きした事ではない情報や見分を持ち得ている事に価値があります。

A=Authoritativeness(オーソリティティブ)=権威性

その分野の第一人者や、その分野で何度も賞を獲得しているなど、誰からも認められる社会的承認を得ている人、会社など。

T=Trustworthiness(トラストワージィ)=信頼性

信頼性・信用性・信ぴょう性などの意味を持ちます。安定して間違いのない情報が提供できるかが重要です。

被リンクの獲得方法

被リンク重要性や、どの様なサイトが高品質なサイトか確認して頂きました。次は、どの様にすれば被リンクが獲得できるのか?被リンク獲得方法について見て行きましょう。

良質なコンテンツを継続して作る

まずは、ご自身のビジネスもしくは得意な事で、有益な情報を発信する事です。自分は当たり前と思っている「パンケーキの作り方」が他の人から見れば、こんなに美味しくできるのか?と思ってもらえるかもしれません。ハウツー系で「コンテンツ+オリジナリティ」を組合せれば被リンクがもらえる可能性は高まります。

例えば、

・おしゃれなネクタイの結び方

・しわを軽減する洗濯方法

・車のヘコミを簡単に直す方法

・DIYでできるドア交換のやり方

・染み抜き一発解消法

思いつくままに並べましたが、この様なハウツー系でオリジナリティのある有益な情報であれば被リンクで紹介される期待が持てます。

被リンクを張ってもらえる様にお願いする

当社は、サッシや、ガラスの修理を行う工事店なのですが、勝手にリンクが張られている事があります。下記の画像をご確認下さい。

窓店(マドミセ)https://madomise.com こちらが当社の運営しているサイトです。サーチコンソールで被リンクを確認すると、「meetsmore.com」から被リンクされていました。こちらのサイトは、ミツモアさんと言う比較サイトです。

今回のケースは、お願いして被リンクをもらった訳ではありませんが、この様な、比較サイトや、まとめサイトは色々な所があります。

あなたの運営するサイトにマッチする比較サイト、まとめサイトに紹介して頂く様にお願いするのも1つの有効な方法です。

登録をする

お願いするのではなく、登録するだけで被リンクを張ってもらえる事もあります。検索サイトブログ紹介サイト地域情報サイトです。

上記の画像も同じく窓店(マドミセ)のサーチコンソールのものです。被リンク一覧の一部ですが、オレンジで囲んでいる「e-shops.jp」と「1137.jp」は当社から登録しました。誰でも登録できる紹介サイトであったり、地域情報サイトは、それほど大きな被リンク効果はありませんが、先程もお伝えした、アクセス数の増加やクローラビリティの向上は期待できます。

また専門的な団体や機関に登録する事も検討されてはいかがでしょうか?

当社はサッシ屋なので、三協アルミさんの一新助家という団体に加盟しています。

この様な関連団体や協会に登録、加盟する事で被リンクを張って頂ける事があります。

低品質な被リンクとは?

被リンクは悪影響を及ぼす事もあります。被リンク元のページがGoogleなど検索エンジンから低評価だった場合、被リンクが張られている、あなたのページも影響を受ける事があるのです。

Googleの公式見解では下記4つの項目が低品質コンテンツとなります。

Google公式となりますので、この4つに関しては間違いなく低品質だとジャッジされペナルティーを受けます。被リンクされているページにも悪影響を及ぼす可能性は極めて高いと言えます。

1.自動生成コンテンツ

その名の通り、コンピューターにより自動的に作られたコンテンツ。つまり、サイトのページです。目的は様々ですが、SEO対策の為にキーワードページを生成したり、ページビューを稼ぐ為に価値のない大量のサイトを自動量産します。価値のないページにリソースを割きたくないGoogleとしては迷惑以外何物でもないのでしょう。

2.独自の価値を持たないアフィリエイトサイト

他人の商品・サービスを販売するアフィリエイトサイトは時として独自の価値を持ちません。要は、他人の”ふんどし”で相撲をとっている状態だからです。ここに独自のレビューや体験談、または調査結果などが加われば独自性がグンと上がり話は変わって来ますが、商品・サービスを販売しているだけのサイトは無価値と判断され低評価ジャッジが下されます。

3.無断転記されたコンテンツ

これは勿論ダメです。著作権にも抵触する可能性が高いですね。犯罪行為となりますので、言わずもがな、低評価確定案件です!

4.他のページに誘導する目的のサイト

特定のページに誘導する事を目的に作成されたサイトも低評価を受けます。小規模な地域ポータルサイトで、自サイトから別のサイトにリンクを張っている様なサイトのイメージです。ポータルサイト全般ではなくあくまでも小規模でページ数も少なくコンテンツも薄いと該当する可能性が高まります。

一般的に言われる低品質のコンテンツとは?

Googleのアルゴリズムは数百とも言われています。大小様々なプログラムで膨大な数のページにランキングを行っています。そのため、公式見解以外の要素でも低品質なページを検出していると言われています。一般的に低品質とされているコンテンツについても紹介しておきます、

文字数が少ない内容の薄いページ

500文字以下のページや、サイト全体の規模が小さいと低評価になります。取り敢えず試しにサイトを作った感が否めませんね。更新もされておらず、ほったらかしサイトやページは無数にあります。私がAIでも、除外リストに放り込みます。

広告主体のページ

ビジネスとしてお金儲け目的のページは、ネット上、非常に多く存在します。もちろん、悪い事ではありませんが、価値のある情報を発信していないページは淘汰されていきます。中身が無く広告ばかりのページも低評価を受けやすいと言われています。

オリジナリティのないページ

独自性やオリジナリティは非常に大切です。言い回しだけを代えた他のページと似たページや、色々なサイトで見かける同じような内容のページは低評価と判断されます。もう少し突っ込んで部分では、独自の考えや意見、収集したデータなど、ユーザーに価値を与えるオリジナル情報が発信されていないと、今後ますます低評価と判断されやすくなる傾向です。

不要な被リンクの対処法

もしも、低評価のページから被リンクが張られていた場合、可能であれば対処し、リンクを無効かしておくと被リンク対策としてはバッチリです。ただ、むやみやたらに無効かして貴重な被リンクを無しにしない様に、慎重に確認しなければなりません。

リンクの無効化はGoogle Search Console(サーチコンソール)を使って無料で行う事が出来ます。

不要な被リンクを洗い出す

まずは、サーチコンソールにログインして下さい。

左下の部分に「リンク」がありますので、そこをクリックすると、サイトに張られている被リンクを確認する事ができます。

どこのページにどのドメイン、URLから被リンクを受けているのか確認できます。

まず、上位のリンク元サイト「詳細」を開きます。するとドメインが一覧で表示されます。(下記画像)不要っぽいサイトドメインを発見したので追跡して行きます。

ドメインをクリックすると、被リンクを受けている自分のページ(ターゲットページ)が表示されます。

被リンクを受けているページをさらにクリックする事ができます。次に表示されるのは、被リンクをしてくれている相手のサイト情報です。

この相手のページを確認する事ができます。

カーソルを合わせると初リンクのページに移動できる上記のボタンが現れますのでクリックします。すると、残念ながら「お探しのページは見つかりませんでした」と表示されました。ま~不要と言えば不要なので、不要リンク対処法の説明の為に否認処理を行いたいとおもいます。

不要な被リンクリスト(テキストファイル)のアップロード

今回見つかった、リンク切れの被リンクを否認していきます。

1.不要なURLをコピーしてキストファイル(.txt)にリストアップします。

今回見つかったURLをテキストファイルに転記します。ドメイン単位でもOKで、また、リストは複数並べて一括で認否できます。

今回は、該当のURL1つを対処して行きたいと思います。

2.否認ツールにアクセス

不要な被リンクは、「否認ツール」から行う事が出来ます。

上記のリンクをクリックすると、否認ツールに移動します。

プロバティの選択で自分のサイトを指定し、先程保存した拒否リスト(テキストファイル)をアップロードします。

すぐに、上記の様な表示がされアップロードは成功です。

このページから否認したリストのダウンロードなども可能です。

間違って有益な被リンクを弾かない様に、被リンクの否認は慎重に行って下さい!

まとめ

今回は被リンク対策として、被リンクの重要性や、価値のある被リンクを確認しました。また、被リンクの獲得方法や、悪い被リンクの見分け方と、認否方法について一連の被リンク対策を網羅的に解説しています。

被リンクについて対策を行って行きたい方は是非参考にして下さいね。


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