Googleをはじめとする検索エンジンのキーワード検索は、SNSなどが主流になった今でも幅広い年代に利用されています。
検索エンジンにキーワードを入力すると、キーワードに関連する検索結果がずらりと表示されますが、その検索結果において自然に表示されるページを「オーガニック検索」といいます。
そこで今回は、オーガニック検索とは何か、対策するメリットやポイントなどを解説します。
オーガニック検索とは?
検索エンジンにキーワードを入力すると、キーワードに関連する検索結果が表示されます。
その際、自然に表示されるページ、いうなら広告ではない検索結果をオーガニック検索と言います。言葉の語源になっている英単語の「organic」は「自然」という意味があり、「自然検索」と呼ばれることもあります。自然という言葉の意味からもイメージできるように、オーガニック検索はインターネット上において“有料の検索結果を含まない”ことを意味しています。
また、インターネットの検索結果の1ページ目に表示されるページは約10個(広告を含まない)あり、上から何番目に表示されるのかが重要なポイントとなります。
というのも、どれだけ上位に表示されるのかによって、流入数が大きく変わるからです。1ページ目までに表示されることはもちろん、狙えるなら上位を狙うことが大切になります。
なお、検索エンジンでは、独自のアルゴリズムによってWebページが評価される仕組みとなっており、「オーガニック検索で上位表示される=検索エンジンからの評価が高い」と判断できます。
オーガニック検索とリスティング広告の違い
オーガニック検索ではない、広告として表示されるページをリスティング広告と言います。
Googleを例に挙げると、検索結果のページの上部と下部に「スポンサー」または「広告」という単語が記載されているページはリスティング広告にあたります。
「1ぺ―ジ目に表示されるなら、リスティング広告でも問題ないのでは?」と考える方も多いかもしれませんが、お金をかけ続けなければ上位表示されないため、ランニングコストがかかり続けます。
さらに、費用が捻出できずに出稿をストップしてしまえば、流入数が大幅に下がることになるでしょう。
一方、オーガニック検索で上位表示されれば、検索エンジンのアルゴリズムから評価されていることになるため、ランニングコストがかからず流入を生み続ける資産になるのです。
オーガニック検索で上位表示を目指すメリット
まずは、オーガニック検索のメリットを見ていきましょう。
流入に対するコストが発生しない
基本的に流入に対して費用が発生しない点は大きなメリットでしょう。
リスティング広告の場合、狙ったキーワードで表示させるのにお金がかかります。表示回数や狙うキーワードによっては、かなりの投資が必要になるでしょう。一方、オーガニック検索は検索エンジンのアルゴリズムから評価されて検索結果に表示されているので、表示および流入に費用がかからないのです。
もし、対象のキーワードの検索数が増えて一気に流入数が増えたとしても、追加費用などは発生せず無料のままです。ただし、上位表示させるために専門の会社にコンサルティングを受けるなどで費用が発生することはあります。
安定した流入が見込める
安定した流入が見込めるのもメリットの一つです。
基本的に上位に表示されるほどクリック率が高くなるため、クリック率が高く流入数が多いとサイトやページがアルゴリズムからよい評価を受けるポイントになります。このように、一度上位表示されれば簡単に順位が下がることはないため、安定した流入が見込めます。
また、どのようにオーガニック検索で上位表示できたのかノウハウが蓄積されるので、ほかのキーワードでもノウハウを生かせます。このように、ほかのキーワードでも上位表示を増やしていくことが自社の資産となっていき、サイトやページ全体がアルゴリズムから評価されやすくなるという好循環を生み出します。
オーガニック検索で上位表示を目指すときの注意点
安定した流入が見込める、コストがかからないといったメリットがある反面、注意点もあります。
どのような注意点があるのか見ていきましょう。
効果が出るまでに時間がかかる
オーガニック検索で上位表示させるためには、SEO対策が必須になります。
SEO対策とは、「Search Engine Optimization」の頭文字を取った言葉であり、「検索エンジンの最適化」を意味します。具体的には、ユーザーが求める有益なコンテンツを提供し、検索エンジンに正しくページ内容が評価されるようにサイトやぺ―ジを最適化することを指します。
このSEO対策ですが、効果が出るまでに約1~3か月、取り組みがうまくいっていない場合はそれ以上かかる場合があります。稀に短期間で改善できる場合もありますが、基本的には数か月以上かかるので、取り組み始めてから結果が出るまでに時間がかかる点は注意しましょう。
検索エンジンのアルゴリズムが変更されると影響を受ける
Googleをはじめとする検索エンジンは、独自のアルゴリズムによってサイトやページを評価しています。
しかし、ユーザーのニーズを満たすために定期的にアルゴリズムの改善が行われています。評価基準は200項目ほどあるとされており、常に見直しが行われている状態です。
オーガニック検索で上位表示を目指すためのコツ
そのため、アルゴリズムのアップデートにより、サイトの評価が変わり、突然表示結果が変わるということが起こりえます。一度上位表示を獲得できたとはいえ、効果は永続的でないこと、アルゴリズムの変化に柔軟に対応していかなければならない点には注意しましょう。
オーガニック検索で上位表示させるためには、適切なSEO対策が欠かせません。
SEO対策として取り組むべき内容はサイトやページを検索エンジンに正しく評価してもらう「内部SEO」と外部サイトから受けるリンク数を増やす「外部SEO」の2つに大別できます。
【内部SEOの具体的な施策】
- 適切なキーワード選定
- タイトルやh2などのタグのルール
- コンテンツの量
- コンテンツの質
- モバイルフレンドリー
- ページスピードの改善
- 状況に応じてコンテンツのリライト
外部SEOでは、外部のサイトから受けるリンク数を増やすことが重要になります。被リンク数が増えることで検索エンジンから見つけてもらいやすくするために行うものですが、やみくもに数を増やしても意味がありません。良質なリンクを増やすよう意識しましょう。
まとめ
今回はオーガニック検索について解説しました。
オーガニック検索で上位表示を獲得できれば、費用をかけずに安定的なサイトへの流入が見込めるうえに、上位表示を獲得したノウハウを生かしてほかのキーワードでもオーガニック検索で表示を狙えます。
ただし、アルゴリズムの変更によって検索順位が変動する可能性があること、取り組み始めてからすぐに結果が出るわけではないことなど、注意点もあります。
ぜひ今回の記事を参考に、自社サイトの流入数アップに役立ててください。
記事の担当者(執筆/監修)
株式会社スマイクリエイト/代表取締役安部圭一/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。今まで蓄積した経験と知識を活かし、自身でキーワード選定やコンテンツ記事の執筆を行い、ローカルキーワード戦略に於いて、2000以上のキーワードで上位表示を達成する。その結果、新規お問い合わせは年間2,800件を超え、創業4年で年商1億円を突破。2023年よりネット集客の実績と経験を活かし再現性の高いSEOサポート事業を開始する。