WordPressに脆弱性がある理由やリスク、セキュリティ対策について徹底解説

WordPressを運営するときにセキュリティ面や脆弱性などについて心配しているという方も多いですが、どのような問題があるのかを詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか。本記事では、WordPressの脆弱性がある理由やセキュリティ対策などについて詳しく解説します。WordPressの脆弱性に不安のある方はぜひ最後まで読んでみてください。

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目次

そもそもWordPressとは?

WordPressは世界中で利用されるコンテンツ管理システム(CMS)となっており、日本でも多くのWebサイトが利用されています。Webサイトのデータ収集を行っているW3Techs(World Wide Web Technology Surveys)によると、CMSのうちWordPressのシェア率は世界で63.3%、日本国内においては83.2%という数値を誇っています。

Webサイトの制作にはCMS以外にも使用されますが、すべてのプラットフォームを含めてもWordPressの使用率は非常に高い数値となっています。

WordPressに脆弱性はあるのか?

結論から申し上げますと、WordPressに脆弱性は存在します。そのため、これからホームページを作成したり、ブログを開設したりすることを考えている方は、セキュリティの面からWordPressを利用するかどうかを迷っているという方も多いでしょう。ただし、現在も世界中でWordPressが使用していることからも分かる通り、脆弱性があっても正しい対策をすることで問題なく使用することができるだけでなく、知識がない個人ブロガーであっても簡単に対策することができます。このような理由からWordPressには脆弱性はあるものの問題なく利用することもできるのです。

WordPressに脆弱性がある理由

WordPressに脆弱性がある理由は以下の通りです。

  • 利用者が多いから
  • 無料のオープンソースだから
  • 利用者のセキュリティに対する知識がないから

それぞれの理由について、以下で詳しく解説します。

1.利用者が多いから

WordPressがハッカーから狙われてしまう最大の理由は、利用者が多いことにあります。利用者が多いことからハッカーの対象になることが多く、脆弱性が発見されてしまうのです。

2.無料のオープンソースだから

WordPressは無料で誰でも利用することのできるオープンソースであるため、脆弱性が発見されやすいという一面もあります。そもそもオープンソースは「誰でも自由に内部構造を確認して改善できる」ということが前提に開発されているため、オープンソースではない有料のCMSに比べると脆弱性を発見されやすくなってしまうのです。知識のない人がWordPressのプログラムコードを見ても悪用することはできませんが、優秀な人材が悪用するためにプログラミングコードをチェックするとハッキングなどが行われてしまうのです。

3.利用者のセキュリティに対する知識がないから

WordPressは誰でも無料で使用できるCMSであることから、知識のない人でも利用できますが、中にはセキュリティ対策の方法を知らないという人やセキュリティ関心がない方、セキュリティ対策をしないリスクについて理解をしていないという人が一定数いるため、ハッカーから狙われたときに対処することができないのです。

WordPressのセキュリティによるリスク

WordPressのセキュリティによるリスクは以下の通りです。

  • 情報の改ざん
  • 情報漏洩
  • 大量の迷惑メールが送信される

それぞれのリスクについて、以下で詳しく解説します。

1.情報の改ざん

ハッキングの対象になってしまうとWordPress上で制作した情報が改ざんされてしまう可能性があります。具体的には、プログラミングコードが改ざんされてしまい正しくホームページが表示されないことや、詐欺サイトに勝手に構築されてしまうなど、ホームページが悪用されてしまうことがあります。また、ホームページ自体は改ざんされなかったとしても詐欺サイトに自動転送されてしまうなど、運営者だけではなく閲覧者にも悪影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。プログラミングコード自体が改ざんされてしまうと、ひとつひとつのコードを削除・修正しなくてはいけないため、膨大な作業が必要となります。

2.情報漏洩

WordPressがハッキングされてしまうと個人情報を抜き取られてしまう可能性があります。WordPressに登録した個人情報だけを抜き取られてしまうだけであればサイト運営者が被害を受けるだけですが、Webサイトにはcookieなどの個人情報を利用することが多く、さらに意図的に利用者の情報などを収集している場合は第三者の個人情報についても漏洩することになります。そのような事態になってしまうとサイト運営者が個人情報漏洩について責任を負う必要になってしまいます。

3.大量の迷惑メールが送信される

WordPressがハッキングされてメール送信プログラムが埋め込まれてしまうと、あなたの運営しているサイトから大量のメールが送信されてしまうことがあります。また、不特定多数のメールアドレスからあなたのWordPressのメールアドレス宛に大量のメールが届くこともあります。

WordPressのセキュリティ対策

WordPressの脆弱性を補うためのセキュリティ対策には以下のようなものがあります。

  • プラグインを導入する
  • 有料のレンタルサーバーを利用する
  • ログイン情報をこまめに変更する

それぞれのセキュリティ対策について、以下で詳しく解説します。

1.プラグインを導入する

WordPressではプラグインという拡張機能を導入することができますが、以下のようなプラグインを導入することでセキュリティ対策をすることができます。

  • SiteGuard WP Plugin
  • All In One WP Security & Firewall
  • Wordfence Security

ただし、プラグインにも脆弱性が見られる場合があるため、常に最新バージョンに更新する必要があります。

2.有料のレンタルサーバーを利用する

WordPressは基本的にレンタルサーバーを利用しますが、無料ではなく有料のレンタルサーバーを利用することが大切です。「エックスサーバー」や「さくらのレンタルサーバ」はデータを安全に管理するだけではなくセキュリティ対策をすることもできるため、脆弱性を補うことができます。

3.ログイン情報をこまめに変更する

基本的なことですが、ログイン情報をこまめに変更することで不正ログインを防ぐことができます。また、分かりやすいログインパスワードではなく、複雑なログインパスワードにすることで安全性を高く保つことができます。

まとめ

本記事では、WordPressの脆弱性がある理由やセキュリティ対策などについて詳しく解説しました。WordPressには脆弱性がありますが、しっかりとした対策のできるプラグインや管理システムが整っているため、しっかりと管理して放置しなければ脆弱性を補うことができます。ぜひ本記事を参考にしてWordPressを正しく管理してみてください。


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