インターネットで集客を行い、見込み客の発掘や商品の販売を行いたいと考えている事業者は年々増加しています。ネット集客は、それ程 資本も必要ないので、個人や中小零細企業でも独自のアイデアや発想で成果をおさめる事が可能です。
本日は、個人から中小企業が行うべきネット集客について、その種類を明確にしています。その中で、取り組むべきカテゴリの優先順位をご提案いたしますので参考にされて下さい。
ネット集客の種類とは?
ネット集客を検討する時には、無料で集客を行う方法と、お金をかけて有料で集客をする方法に分ける事ができます。以下に代表的な8つのネット集客方法を説明しています。無料・有料がありますが、まずは、どの様な種類があるのか確認しておきましょう。
SEO(自然検索)
無料で行えます。
SEOとは(Search Engine Optimization)サーチエンジンオプティマイゼーションの略で、検索エンジン最適化の事をいいます。
主にGoogleの検索結果に対して上位表示を行う為の施策となり専門的な知識が必要となります。検索ユーザーの意図にマッチしたサイトページを作成する事が最低限の条件ですが、無料で上位表示ができるメリットの一方、対策期間が必要となり、すぐに結果に結びつかないデメリットがあります。
MEO(Googleマップ)
無料で行えます。
Googleで検索を行うと、お店や事業者がマップに掲載されて、ピンで所在地が表示されたり、口コミ情報や営業時間・提供している商品内容を閲覧できるGoogleのサービスです。事業者がGoogleビジネスプロフィールという無料のサービスに登録する事で簡単に始められます。無料で、目立つマップ上に表示されるので、事業者には大変メリットの大きいネット集客方法と言えます。
別記事「MEOの始め方!まずはGoogleビジネスプロフィールの設定を行いましょう。」で詳しく説明していますので興味のある方はご確認下さい。
ネット有料広告(リスティング広告)
有料です。
GoogleやYahoo!で検索すると、自然検索結果(SEO)よりも上の位置に”広告”として表示されます。上位表示されるのでクリック数は多くなり、さらに、検索語句に関連したサイトであれば、お問合せや注文を頂ける可能性は高まります。ビズネスに合致すれば見込み客の獲得もでき大変コスパの良いネット集客手段となり得ます。
ネット有料広告(ディスプレイ広告)
有料です。
画像や動画を用いたネット集客方法で、YouTubeに表示されるバナー広告もGDN(Googleディスプレイネットワーク)と言って、ディスプレイ広告となります。Googleが提供するWEBサイトやアプリケーションで画像や動画ので広告配信を行います。その他に、大手のディスプレイ広告としては、Yahoo!が提供するYDA(Yahoo!ディスプレイ広告)があります。こちらもYahoo!が配信するサイトなどで画像・動画を用いた広告が配信されます。
先のリスティング広告よりも単価は安くなる傾向ですが、潜在顧客への訴求がメインの戦略となるため、すぐに成果として現れない可能性も高いと言えます。
SNS
有料、または無料です。
SNSとは(Social networking service)ソーシャルネットワーキングサービスの略で身近なサービスとして、LINE(ライン)やTwitter(ツイッター)、Instagram(インスタグラム)があります。それぞれにサービスに登録した者同士がサービスを通じて交流できる場所を提供するビジネスモデルです。
SNSで有料広告を出すメリットは、ターゲティングの精度が高い事です。年齢や性別、地域、趣味など、ピンポイントな顧客層に自社の商品・サービスを訴求できます。
また従来型の企業から一方的に売り込むセールスではなく、ユーザーとのコミュニケーションを構築しながら、さりげなく潜在層へのリーチ獲得を行い成果へとつなげていきます。
運営事業者にお金を支払って、広告を掲載する事もできますし、事業者としてアカウントを取得し交流のフォンやユーザーを増やす事で無料でもネット集客に繋がる施策が可能です。
アフィリエイト広告
サイト運営者が広告収入を得る目的でASP(アフィリエイト サービス プロバイダー)を仲介して、広告主をと提携する仕組みを、アフィリエイトといいます。ASPは事業者は、50社以上存在しますが、広告の掲載可能なサイトは、個人サイトから比較的規模の大きな有名サイトまで大小さまざまです。コンバージョンが発生した際など、サイト運営者への報酬支払はもちろん、ASPへの支払いも発生しますので、費用対効果が合うのか事前のシミュレーションは大切です。
ポータルサイト(集客サイト)
ポータルサイトや専門サイトへの掲載を行う事で、ネット集客を行う事も可能です。iタウンページの様に、有料枠を購入する事で、ポータルサイトの上位に広告掲載を行う仕組みがある一方、くらしのマーケットや、
メールマガジン
無料で行えます。
既存の顧客に対してお得な情報や価値ある情報をメールマガジンを通じて配信する方法があります。2005年ごろは、SNSもなく、メールマガジンでのネット集客も盛んでした。筆者もこの時代に、まぐまぐに登録してメルマガ集客を行っていましたので実感として当時は有益なネット集客手段でした。時代は移り変わり、過去の様な集客力は薄れて行きましたが、顧客層に価値ある情報を届けて、新規開拓を行ったり、リピート購入を訴求するにはまだまだ有効な集客方法かもしれません。
優先的に取り組むべきネット集客方法
さて、これまで代表的なネット集客の種類について説明しましたが、あなたが優先的に取り組むべきネット集客方法はイメージできましたでしょうか?「なんとなくわかったけど、正直何が良いのかよく分からない!」と感じられる方の方が多いと思います。そこで、こちらでは事業者を大きく分けて、それぞれのビジネスごとにおススメのネット集客方法をお伝えしたいと思います。
以下の4つのカテゴリいずれかに、自身のビジネスを当てはめて下さい。
店舗型(ターゲットは若い顧客)
店舗型でターゲットが若い顧客の場合、美容室・ネイル・スポーツジム・レジャー施設・ペットショップなどが該当するのではないでしょうか?
おススメのネット集客方法は、MEO(Googleマップ)とSNSです。
無料で始められ、店舗型、若い方向けのネット集客方法としては相性抜群です。
店舗型(ターゲットは中年以上の顧客)
店舗型でターゲットが中年以上の顧客の場合、学習塾・習い事教室・税理士事務所・葬儀屋・老人施設・歯科医などが該当するのではないでしょうか?
おススメのネット集客方法は、MEO(Googleマップ)とSEOです。
基本的にじっくりと業者を精査して自分に適した事業者に問い合わせを考えられる傾向だと思います。葬儀屋さんなど、ユーザーが緊急で検索をされるビジネスであれば、ポータルサイトへのネット広告や、リスティング広告も検討の価値ありです。
出張型(ターゲットは若い顧客)
出張型でターゲットが若い顧客の場合、パーソナルジム・鍵のトラブル・引っ越し業者・害虫駆除などが該当するのではないでしょうか?
おススメのネット集客方法は、MEO(Googleマップ)とSEOです。
業種によりSNSも活用したい所ですが、出張型のサービスは、ホームページで事業者の内容や実績をしっかり掲載し顧客に安心感を与える事は非常に大切です。顧客自らお店に行く場合と比べ、自宅に業者を招く行為は、少なからず不安に感じるからです。
店舗型(ターゲットは中年以上の顧客)
出張型でターゲットが中年以上の顧客の場合、水道トラブル・住宅リフォーム・便利屋さん・外壁塗装・ハウスクリーニングなどが該当するのではないでしょうか?
おススメのネット集客方法は、MEO(Googleマップ)とSEOです。
業者を慎重に選ぶ年代がターゲットとなりますので、所在地が近い事や、ホームページでの情報がしっかりと充実している事などが、集客ポイントとなります。
まとめ
本日は、ネット集客の種類を8つ紹介しました。そして、そのネット集客法のどれを優先的に取り組むのか事業者を大きく4タイプに分けて解説しました。ネット集客にチャレンジしてみたいとお考えの方は、是非参考にされて下さい。
この記事を書いた人
記事の担当者(執筆/監修)
株式会社スマイクリエイト/代表取締役安部圭一/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。今まで蓄積した経験と知識を活かし、自身でキーワード選定やコンテンツ記事の執筆を行い、ローカルキーワード戦略に於いて、2000以上のキーワードで上位表示を達成する。その結果、新規お問い合わせは年間2,800件を超え、創業4年で年商1億円を突破。2023年よりネット集客の実績と経験を活かし再現性の高いSEOサポート事業を開始する。