SEOは内製化した方がよい?内製化の方法とメリット・デメリットについて説明。

SEO対策を行う為に社内に専門チームを作って内製化を検討されている事業者向けの記事になります。果たしてSEOは内製化した方が良いのでしょうか?メリットやデメリットについても解説しています。ちなみに弊社はサッシ・ガラス事業を行っていますが、現時点ではSEO内製化に成功して事業を進めています。「ガチンコ検索順位-(SEO効果をガチ公開)」ではその成果をご確認頂けますので判断材料の1つにされて下さい。

目次

SEOは内製化した方がよいのか?

SEOは内製化した方がよいのか?この疑問についての答えは「YES」です。上記で紹介しました弊社の成果からもご確認頂けるようにSEOを自社で行える強みは計り知れません。SEOは資産型の施策とも言われ、年々積み上げて行くほど価値が増して行きます。この価値を社内で構築する事ができれば、今後中長期で見て大変大きな意義があります。

SEOは大きく以下の4つの専門的な業務が必要です。まずは、どの様な役割の業務が必要なのか確認しておきましょう。

1.ホームページ作成

ホームページやブログサイトの作成スタッフが必要です。1度作ればOKでしょう!と考えられがちですが、途中でレイアウト変更や、文字・内容の変更を行うケースもあります。またコンテンツ記事を掲載する時のデザインなども専門的なスタッフのセンスは素人のソレとは違いお洒落で今風に仕上げてくれます。

2.サーバー管理

ドメイン取得やセキュリティ強化、さらにはバックアップデータの管理など運用しているサイトの保守・メンテナンスを行うスタッフが必要です。規模が小さい内はホームページ作成者が対応できると思われますが、仮に大掛かりなサイト運営を計画されているのであれば専任スタッフが必要となる事でしょう。

3.更新(コンテンツ記事作成)

制作したホームページやブログサイトは”更新”しなければSEO効果は得られません。自社のサービスや商品を販売する目的であれば、キーワード選定を行い、サイト流入の見込める記事作成や校正などの作業が必須となります。もっとも手間がかかり、SEO内製化を成功させる重要な業務です。

4.分析・改善

実際に、どれくらいの人が、サイトやコンテンツ記事を見てくれて、どれくらいの人がサイトから購入(コンバージョン)されているかなど分析をし、改善点や方向性を常に考えなくてはなりません。予想よりもアクセスが見込めなかったコンテンツ記事のリライト作業を行うか、なども見極め、コストを抑えながらサイトへの流入を増加させる業務となります。

内製化のポイント

上記に挙げた業務は、もちろん兼務する事も可能です。弊社ではこれを、ほぼ私1名で行っています。なかなか大変な作業なので、最近ではコンテンツ記事作成の一部を外部の人に手伝って頂くなど、ハイブリットなサイト運用に着手しています。

また、弊社では、今まで蓄積したSEO対策が功を奏して売り上げに大きく貢献しています。そのため、SEO内製化を強化する為に、私の弱点であるデザイン的な部分を補ってくれるスタッフの雇用も検討しています。

この様に、最初は少人数、兼務する形でスタッフを揃えて、成果と共に内製化を充実させて行くのは、成功する1つのポイントかと思います。

具体的には、どの業務が一番大切なのか?一番最初に固めておくべきかお伝えいたします。

ズバリ、コンテンツ記事の制作スタッフです。

サイト作成などは、外注に依頼する事で一旦は形になります。ただ、更新業務であるコンテンツ記事制作は、専任スタッフに自社の商品・サービスをより深く理解してもう必要があります。

流入数が見込めるキーワード選定を行い、それにマッチする自社商品・サービスをしっかり記事に落とし込むことが出来れば非常に大きな訴求効果を発揮する事ができるからです。

また、良質な1つの記事は、リライトや最新情報を追加する事で長くに渡り利益に貢献します。その様な施策が出来るライターを優先的に育成する事がSEO内製化では最も大切で、失敗できない取り組みだと考えます。

内製化のメリット

SEO対策を内製化する事のメリットについてまとめてみました。

自社の強みが増す

SEOを自社で行う事で、競合に対し強みが増します。今の時代、売上アップの為にネット広告は欠かせない媒体となっています。その媒体に対し極力費用をかけないSEO対策を自社で完結できる効果は絶大です。広告に予算をかけている事業者は他社よりも商品・サービスが高くなったり、利益をを圧迫し、継続的に広告を打てなくなりますが、SEO内製化が成功している事業者はその様な事態には陥いる確率は低くなります。

費用対効果が高い

内製化スタッフの人件費を考慮しなければ、無料で効果的なネット広告を掲載している事と同様の効果が期待出来ます。

仮に人件費に30万円かかったとし、1年間で360万円支払ったとしても、あなたの提供しているサービス・商品が検索順位で1~3位を維持できればお問い合わせは確実に増加します。弊社で例で例えると、月間100件以上のお問い合わせは獲得できますので(こちらで確認できます→「ガチンコ検索順位-(SEO効果をガチ公開)」)売り上げにして400万円~500万円は固いです。

ROI(費用対効果)の面で考えると(400万円(売上)ー100万円(原価)ー30万円(人件費))÷30万円=900%

ROI=900%は非常に良い数字ではないでしょうか?

どの事業にも当てはまるとは言いませんが、上手く運用すれば費用対効果の高い施策となり得ます。

臨機応変な対応ができる

サイトを自社で直接変更できるので、市場全体の価格高騰で価格改定をしたい場合や、PRしたい時事ネタも即反映する事が可能です。

弊社の例では、補助金制度がそれに当たります。2021年から2022年11月まで「断熱の補助金で”こどもみらい支援事業”」という補助金制度がありました。実はこの制度は2023年3月までの期間で行われる予定でしたが、国の予算がなくなり、11月28日で受付がストップしています。さらに、この制度に代わる補助金制度「”こどもエコすまい事業”と”先進的窓リノベ事業”」が2022年11月に閣議決定されスタートしています。どちらも弊社に関わる補助金制度です。

これらのサイトへの告知を、外注に依頼して行うと考えた場合どうでしょう。時間的なロスやコスト面で大幅に競合に遅れをとってしまいます。自社で対応できると、この様な緊急的に行われるサイト変更もスムーズに対応できるようになります。

内製化のデメリット

内製化はもちろんメリットばかりではありません。内製化が上手く行かない場合のデメリットについてもしっかり把握しておきましょう。

失敗するリスクがある

経営者や責任者が他人任せで、取り敢えずスタッフを揃えただけでは失敗するリスクが高くなります。内製化の初期段階には専門家に意見を聞くなどしっかりとしたSEO内製化のサポートを受けながら進める必要があります。

費用対効果に見合わない事がある

業種によっては費用対効果が合わない可能性もあります。商品やサービスの売価を元に、ネット広告での売り上げを想定し、内製化にかかるコストと見合うものなのか、十分に検討する必要があります。

容易に打ち切り出来ない

一旦雇用者した従業員を簡単にクビにする事はできません。外部のSEOコンサル等であれば、成果が出ないのでネット広告の施策を変更する事も容易に出来ますが、自社でスタッフを雇用した場合、そう簡単に方向転換ができない事も留意するべき点となります。

外部にSEOを依頼した時との比較

デメリット部分を考えると、やはり内製化よりも外部委託でSEO対策を行った方がよいのでは?と、考えられる事業者もいらっしゃると思います。

ここでは、内製化と外部委託につい比較して行きたいと思います。

中長期的なビジョン

将来的にどの様な企業を目指すのか?

中長期的に自社スタッフで集客が行える組織作るを目指すのか、それともいつまでも集客にお金を支払い続けるのか?中長期のビジョンを定めましょう。1つ言える事は、SEO内製化を行うと初期段階こそデメリットが先行しますが、しっかり構築できれば圧倒的に有利な状況になる可能性は高まります。ノウハウが蓄積されて行くからです。初期のリスクを取るのか、極力リスクを避けるのかは経営判断となります。

コスト

内製化するコストは迎え入れるスタッフのスキルによっても異なりますが、1名18万円~30万円と言った所でしょう。コンテンツ記事制作スタッフとホームページ関連のスタッフを雇用したとして、30万円~40万円のイメージです。

一方、外部に全て丸投げすると、月額30万円~50万円が一般的な費用です。サイトの規模やコンテンツの数によって50万円~100万円の費用が必要となる事も珍しくありません。

リターン

外部委託でのSEO対策は、ミドルリスク、ローリターンと考えます。成果が出ずに支払った費用が無駄になるリスクもありますし、コンサル契約を更新せず、今まで行っていたサイト運用をストップすると徐々にではありますが検索順位も下がってしまいます。

SEOを内製化するケースでは、ミドルリスク~ハイリターンにする事もできるし、ハイリターンハイリスクにする事もできる。

1つのアイデアですが、今働いてくれている社員にアンケートを行いホームページ制作やコンテンツ記事制作ができるスタッフを探すのはいかがでしょうか?

自社の社員の眠っている能力を上手く活用できれば、内製化の為の新規雇用を極力抑えて挑戦する事も可能です。そうなれば、ローリスク~ハイリターンの事業部立ち上げも夢ではありません。

まとめ

本日は、SEO内製化について、筆者自身の経験も念頭にお伝えしました。

内製化をした方が良いのか?そのポイントやメリット・デメリットについて、また外部委託と内製化の比較についても考えました。

どの様な事業展開をイメージするかによって方向性異なりますが、ネット集客に力を入れる計画であればSEO内製化は真剣に検討する施策である事は間違いありません。


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