2023年に入って、Googleのコアアルゴリズムアップデート(コアアップデートと言われる事が多いです)が初めて行われました。日時は2023年3月15日です。Googleからのアナウンスとしては、公式Twitterでつぶやかれ実施されます。年に3~4回実施されるコアアップデートですが、本日は、弊社が運営している「ガラス・サッシ専門店の窓店(マドミセ)」の実際のランキング変動をご覧頂き、コアアップデートの影響をイメージして頂ければと思います。
1,201キーワードで上昇、176キーワードで下落の結果
ローカルSEOの結果を定期的に掲載している「ガチンコ検索順位-(SEO効果をガチ公開)」ではお馴染みの上記の画像です。検索順位のチェックツールで確認すると、実に1201キーワードが上昇し、176キーワードが下落するという結果になっています。画像の左上の赤▢で囲んでいる部分で確認できます。
以下の表は通常のGoogle順位変動を記録した資料です。
3月16日以前は、通常250キーワードが上がったり下がったりしている状況です。2023年3月16日だけ突出して数字が大きくなっています。
見方は、一番左から「日付」「1.上がったキワードの数」「2.下がったキーワードの数」「1.-2.(差)」の順番で並んでいます。
以下は主要のエリアである「福岡市」と「北九州市」の結果です。
福岡市は186キーワード上昇
福岡市は、博多区、中央区、早良区、東区、西区、南区、城南区とありますが、キーワード全部で486です。その内186キーワードで上昇していますので全体の約38.2%でコアアップデートがプラスに働いています。
北九州市は223キーワード上昇
北九州市は、小倉北区、小倉南区、八幡西区、八幡東区、門司区、若松区、戸畑区とありますが、キーワード全部で659です。その内223キーワードで上昇していますので、こちらは約33.8%が北九州市の括りで上昇しています。
アクセス数の変化
次にコアアップデートによりローカルキーワードの多くが上昇した結果、サイトにどの様な影響があったかについて見て行きたいと思います。
2023年3月15日のSearch Consoleデータです。
この日は、342のクリック数が確認されています。
次に、2023年3月18日のSearch Consoleデータです。
3月18日では、440のクリック数が確認されています。98クリック流入が増えたと見る事ができます。月間1万アクセス程度のサイトですが、ローカルキーワードで集客していますので能動的な人が殆どとなり多くのお問合せ、売上に繋がるアクセスを獲得しています。
コアアップデートで上昇する為の秘訣
コアアップデートでは、現在Googleが考える価値あるサイトと、それよりも劣るサイトが入れ替わりが激しく行われます。細かなアルゴリズムの更新は常に行われていますので、ランキング自体は毎日変動していますが、大きな順位変動を伴うコアアップデートはネットビジネスを行われている方にとっては、非常に注視しなければならない事象ではないでしょうか。可能であればこのタイミングで大きくランクアップができればベスト、最悪でも順位を下げたくないと思われている方も多いはずです。
果たしてコアアップデートで上昇する秘訣はあるのでしょうか?あくまでの個人的な考え(Google公式の方向性や20年以上SEOを研究している経験を盛り込んだ考えです)としては、次の項目を取り入れる事で今後もコアアップデートに耐えうるサイト作りに繋がると考えています。
基本的にはE-E-A-T(ダブルイーエーティー)に則したサイトを構築する事です。特に次の要素は大切だと考えています。
※E-E-A-Tとは、以下の頭文字を取ったものでGoogleが公式にこの指標の重要性をアナウンスしています。
E:Experience(経験)
E:Expertise(専門性)
A:Authoritativeness(権威性)
T:Trust(信頼性)
独自性のあるサイトにする
独自性・独創的、Google的に言えばユニークさが求められます。情報で溢れかえるインターネットの世界は既にありふれた情報に価値が無くなってきているのです。独自の経験や体験、研究結果、想い、この様な情報を検索ユーザーに提供する必要があります。
最新情報を提供する
E-E-A-Tを基準にサイト構築を行っていく競合が多くなるにつれて”最新性”の要素も重要になってくると考えています。いち早く正確で有益な情報をアップして行く事は、そのサイトに大きな価値を生み出します。平たく言えばサイトの更新です。軌道に乗るまでは毎日、軌道に乗ってからも1週間に1度のサイト更新は行いたいものです。
経験者が情報を発信するサイトにする
E-E-A-Tに則した考えですが、やはり経験値は重要です。どういう事がお伝えしたいかと言うと、現在のサイト制作を業者に依頼すると、サイト制作会社が綺麗なホームページを作ってくれると思います。それはOKです。次に「せっかくホームページを作っても上位表示されないと意味がないのでSEO対策をしましょう!」この様な流れになります。これもOKです。その通りだと思います。そして次に、「ホームページの内容を濃くする為に記事をライターさんに執筆してもらい更新を行いましょう。」ここからが少し微妙になってきます。ネット上で調べられる情報でライターさんに記事を執筆してもらのは初期段階までで、本来であれば事業者の人が現場の経験を基に記事を執筆しなければなりません。
ここが出来るかどうかで、サイトのコンテンツとしても価値が大きく変わってきます。
これ重要ですので可能であれば活用して下さい。
まとめ
本日は2023年3月15日に行われたGoogleのコアアップデートについて、弊社運営サイトの「窓店(マドミセ)への影響をメインにお伝えしました。
またコアアップデートがきても順位を下げない考え方、対策についても何かの参考にして頂ければと思います。
この記事を書いた人
記事の担当者(執筆/監修)
株式会社スマイクリエイト/代表取締役安部圭一/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。今まで蓄積した経験と知識を活かし、自身でキーワード選定やコンテンツ記事の執筆を行い、ローカルキーワード戦略に於いて、2000以上のキーワードで上位表示を達成する。その結果、新規お問い合わせは年間2,800件を超え、創業4年で年商1億円を突破。2023年よりネット集客の実績と経験を活かし再現性の高いSEOサポート事業を開始する。